綺麗であうとしちゃうの
別れるとか

呆れ果てて
そんなにトラブルが好きなら好きにすればいいだろう
もう助けない
心までちまみれのよる
そう叫んだ

崩壊の日

地方の工場に行こうと思うの
住み込みで
東京にはもう帰らないつもりだから
あなただけには言っておく

言葉も無い

自由が欲しいの

それは自由じゃないとあの人はそういった

何もかも許せば蘇ると想うんだ
とめる岬さんにそう言って電話をかけて来て逢いたいと言った

細雪が降り注ぐ
白い雪
あなたの心のようで
大きくなってふんわりと舞い降りてすべてを白く染めていく

真っ赤な指が愛おしくって
あなたを抱きしめた

愛している
知っている

そうだね

アヒルが可愛いよ
みにおいでよ

うん
冬の午後
二人で並んで歩いた

愛おしい時が流れて家を出て通りでタクシーを拾おうとしてかたまる

足元に小さなあひるが2羽
電話をかけるとあひるが居ないと慌ていて目の前の八百屋さんでりんごを一つ買ってトマトの空き箱とビニール袋を貰い2羽を入れて戻っていく

まだ小さいから門の柵を抜けて出てきちゃうんだね
言うと苦笑い

私以外のあとをついていくなんてなかったのに…
他の人には触らせないんですよ
この子達