「ナッちゃん、いつも強気に見せてるけど、本当は弱いとこもあるって、俺、知ってるしん♪」
ナッ爺の考えを見透かしたかのように、言うとクロちゃんはナッ爺の手を引いて、
寝室へと向かった。
クロちゃんはベッドに腰掛けると、太い腕を広げて爺を誘った。
抑えていた感情が溢れ出し、ナッ爺はクロちゃんの腕の中に倒れ込み、大きな屁を一発扱いた。
そしてお互いに笑いながらベッドの上で重なりあった。
ナッ爺はクロちゃんがつけた四ツ谷のスーパーで半額で購入した
オバサンがよくつけていそうな香水の香りに包まれ、
彼の身体の重みを感じながら、苦し紛れにそっと目を閉じた。
ナッ爺の禿げた頭を優しくなでていたクロちゃんの手が腰へと伸びて、バスローブの紐が解かれた。
「どうして欲しいしん?」
「キスして。」
クロちゃんは、ナッ爺の瞼に優しくキスすると、その唇を首筋に当て、
肩、胸へと、身体の線をなぞるように這わせた。
少し荒っぽくバスローブが剥ぎ取られ、クロちゃんの唇が触れたナッ爺の肌は熱を帯び始めた。

ナッ爺「イクッ!イっちゃう!あああッ!イクイクイクッ!んあああああっ!!」

ビクン!ビクン!ビクン!ビクン……!!!

クロちゃん「フフッ、ナッ爺ちゃん良いイキっぷりだしん〜♪」

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ……!!!

ナッ爺「あっあっあっ…クロっあっあっ…はあっあんっあっ!」

ああ……こんなの…気持ち良過ぎて…おかしくなりそう……

でも、クロちゃんに言われた通り、このおかしくなりそうな感覚が堪らなくなってきた。
最初は過敏過ぎて辛かったのに、その先にあったのはこれまで以上の甘美な世界だった。