眞子さま会見に保守派が衝撃 2018年7月29日:朝日新聞

昨年9月、あきしのの宮家の長女・眞子さま(26)と小室圭さん(26)が
婚約内定の記者会見に臨んだ。2人の出会いについて問われると、
眞子さまは「初めてきちんとお話をしましたのは2012年……」。
続いた小室さんも西暦で答えた。
天皇陛下は記者会見で、基本的に元号のみか元号と西暦の両方を用いる。
皇族の会見で元号が使われなかったことに、保守派の一部には衝撃が走った。

皇太子さまの新天皇即位に伴う30年ぶりの改元が、来年5月1日に行われます。
元号と改元の現在地について考えます。
「これには、老生(ろうせい)、ショックを受けた」。保守派の論客である
加地伸行・大阪大名誉教授(82)は、月刊誌「Hanada」の連載にそう記した。
近ごろでは国会の閣僚答弁で西暦を使う者がいる、とも嘆いた。加地氏は危惧する。
 「なぜ、西暦というキリスト教の暦に合わせる必要があるのか。我々は
 生きている時間を、元号によって、天皇の存在と連動して考えてきた。
 それが失われれば、日本人のあり方そのものが変質しかねない」
確かに眞子さまの会見のように、若い世代が元号を日常的に口にすることは少なくなった。
ところが、朝日新聞が昨年7月の世論調査で「元号の制度を今後も続けて
いく方がよいと思うか」と尋ねると、「続けていく方がよい」という回答が
75%に上った。
70歳以上の70%、60代の74%に対し、18〜29歳が76%、30代が80%と、
若い世代の支持が高かった