K-POP:ガールズグループの隆盛は日本の影響!?(下) 記事入力 : 2010/05/16 11:48:14

今のガールズグループブームは、かつて日本がたどった道だという声もある。日本では80年代の女性
アイドルグループブームをきっかけに、美少女たちを成人男性の性的ファンタジーの対象として消費する
サブカルチャーグッズが一気に広まった。96年に開催された「児童性売買禁止世界総会」では「全世界の
児童ポルノ関連品の80%が日本で生産される」と指摘されている。日本では「ロリコン(=ロリータ・コンプ
レックス、幼女・少女に対する性的嗜好〈しこう〉)コンテンツ」が今も公然と流通している。関連漫画・アニメ・
ゲームがあふれ、専門ショッピングサイトもある。最近は未就学児のビキニ写真や動画が発売されて人気を
呼んでいるほどだ。

延世大学心理学科の黄相旻(ファン・サンミン)教授は、「3−4年前に日本のサブカルチャー的な影響を受け、
韓国でもガールズグループがポツポツと現れ始めた時、このように性的な面を強調する方向へ流れていくだ
ろうと予想していた。親の管理・監督もなしに、芸能事務所の戦略や判断により、未成年者が「性的商品」に
落ちていくのを食い止めるには社会的な基準が必要だ」と話す。ソウルに駐在するNHKの木村洋一郎プロ
デューサーは「最近の全般的な状況を見ると、韓国のガールズグループは日本の同じようなグループよりも
さらに思い切った性的表現をしているようだ。日本でもこうした状況をめぐり、性の商品化に関する論争が
絶えない」と話している。

チェ・スンヒョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版