>>647
購入した
藍様が腹痛を起こして大便お漏らしするだけの薄い本

あらすじ
橙ちゃんと共に貝鍋をつついた藍さま。直後に腹痛に襲われる
何とかトイレまでは…と一生懸命に我慢するけど、結局もらす
盛大な放屁の後、液体と個体の交じったうんこをブリっとやり
お洋服のケツの部分を茶色くもっこりさせる

涙目で橙に「見ないで」と訴える藍さま。ついには泣き出す
だが申し訳ないとは思いつつ、橙ちゃんはその光景から目を離せない
いつも凛々しい藍さまが恥辱に喘ぎ、子供のように泣きじゃくる姿は
橙ちゃんの潜在的さでずむやスカフェチを刺激するに十分だったのだ
猫って犬科より食糞行動の嗜好性が高いから。しょうがないね

書評
なにせ10ページしかない作品であるため
読者自身で色々なバックグラウンドを脳内補完するしかない

まずほんさくの季節について
コタツ等の暖房機具が無いことから考えると、厳冬期ではない
ただし一般的に貝鍋の具となるホタテ、牡蠣、ハマグリなどは
冬から初春にかけて旬を迎え、暑い季節にはあまり食さない

次に藍さまが腹痛を起こした原因について
食後数分で腹痛を訴えている点からすると、藍さまは食中毒ではなく
有毒物質すなわち「貝毒」によって症状を引き起こしていると考えられる
貝毒は最短30分程度で異常を発生させ、また加熱処理では無毒化しない
加えて貝毒被害が最も発生しやすい時期は3月から5月にかけてとされる
この時期は海水温度の上昇に伴い、プランクトンが活発になるからである
以上より、本作の時期設定は3月〜4月初旬と解すのが最も妥当だろう

…で、何がいいたいねんと思われるかもしれないが
ここで思い出してほしいのが紫の冬眠設定である

本作には一切、紫の姿がなく「はてな?」と首をかしげる読者もいるだろう
だが3〜4月ならば紫は冬眠してても不思議でなく、全くスジが通っている
そう、本作はただ藍様が腹痛を起こして大便お漏らしするだけの話ではない
幻想郷の歳時をつぶさに表す物語だったのだ!幻想郷に海はないけどな!


さて、そろそろうんこから現実逃避するのはやめにしよう

絵柄について。フェティズム作品は往々に情熱が原動力となっているため
絵の上手い、下手について言及することそのものが何だかヤボだと思われる
ここんところ、ガチの良作を多く推薦いただいているため、それらと比べて
「優れている」とはようよう言わないまでも、表情の描写に努力が見られる
どうにかして「読者に藍さまと焦りや恥辱、無常観を共有して欲しい…!」
そう願うピュアな情熱がほとばしっているとのはひしひしと感じさせられた

また、本作は「恥ずかしがる藍さま」を見てグフフ…とご満悦するものであり
うんこそのものの形、色、大きさによって読者をエレクトさせるものではない
また、東方キャラが秘所を露わにし排泄物をひり出す姿を楽しむものでもない
我慢のシーンが5P、漏らすシーンが3P、アフターのシーンが2Pという
構成からも、脱糞自体より藍さまの屈辱を見てほっこりする作品と言えよう
過去推薦作では「トイレにいきたい!あやさんですが」と同系統である

https://imgur.com/ATkVdQT,png
※参考 情けない系上司キャラはどうしても星ちゃんのが似合うと思えてしまう