>>558
購入した

東方原曲のインスト&ボーカルアレンジ集
ハウスやジャスのように「ジャンル」としては区切りにくい雑多な曲の集合体であり
他方で、いずれの曲も「聞いていると気持ちよい」点では見事に一致している

強いて言えばダンスミュージック、ディスコミュージックに近いものがあるが
「07 亡き王女の為のヴァルナビア」などは到底踊るには適さないゲーソン的な曲だし
「06 黄金の痛み」はなぜか、我らが豚乙女のランコさんが“いつもの調子で”歌いなさる
つまり、型にはまっていねえのである

逆に「01 #Wind_and_sea」などは王道的なダンスミュージックだと感じる
打ち寄せる波の音が効果に用いられており、ことさらに解放感を増し心地よい
夕焼けのカリブのビーチでマティーニ飲みながらマリファナきめて黄昏れている時に
かかっていそうな東方アレンジ曲である。むろん、マリファナきめた経験はぼくにはない


ついでにカリブに行ったことも無い。沖縄ならある


また、「5  Last Savior」はまさかのワルツ調から始まるので驚かされた
クラブハウスで舞踏会が始まったような感じである
中盤から段々激しさを増して、「踊れる曲」に変貌するのだが、
実際にこういうサウンドが唐突にかかる事って、客がキレそうであり得ないと思う
ダンスミュージック「風」だからこそ許される、結構な暴挙で素敵だと思う

また、どの曲も滅茶苦茶フリーダムな改変が加えられているのに
なぜか「何のアレンジ」だが聴くだけで余裕で分かるので不思議である
大胆かつ独創的なアレンジでありながら、メイン聞き手であるぼくら東方厨を
なおざりにはしない繊細な心配りも見せるジョブには好感が持てた