「裸で来て。今すぐ。3分以内」
真夜中、泣きそうな声で問答無用の電話。
訳もわからず、とにかく両手で股間を隠して月明かりの夜道を全力疾走したい。

その先の角を左に曲がったら待ち合わせの場所ってところで深い深い落とし穴に落下、
「うわっ!なんだこれ!」
「よくできました」
穴の上で動画を撮りながらニッコリ笑う姿を見て、思わずこっちも笑顔になりたい。

そんな2人の姿を、美しいお月様だけに見つかりたい。