コロコロコミック編集部 古川純平
違いがわかりますか!? 子供向けと子供だまし
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これが本日私が最も言いたいことなんですけども、「子供向けと子供だまし」という言葉があるんですけども、いったいどう違うのかというのを説明したいと思っています。

コロコロ編集部にはいろいろな企画が持ち込まれることがあるのですが、なんとなくコロコロっぽいという作品を持ち込まれる方もいます。
そういうのを見て、子供向けと子供だましというのは全然違うものだなというのを感じます。

子供向けのコンテンツとは、「大人の自分が本当にかっこいいと思っている(こと)を、分かりやすく伝えているコンテンツ」です。

「これは絶対に子供だってかっこいいと思うはず!でもちょっと難しい(分かりづらい)かもだから、分かりやすくしよう!」これが子供向け。

当然、自分がおもしろいと思わないものは、子供にだっておもしろくありません。
熱も伝わりません。


逆に子供だましとは、「大人の自分はあんまり好みじゃないけど、たぶん子供はこういうのがたぶん好きなんだろうと思って作られているコンテンツ」です。

子供っぽいノリをざっくり想像して、なんとなく子供の好みに合わせて作るのではなく、「子供よ、こういうものがかっこいいのだ!!おじさんが教えてやる!!」という気概くらいが丁度良いのです。

子供にとっても、大人にとってもおもしろいさ、かっこよさは平等です。
だから名作と呼ばれる子供向けの作品は、大人にとっても、かっこいいし、おもしろいのです。