>> 902

戦争の善悪は本来が曖昧だよ w

戦争を境に、善悪がひっくり返ったりもする。
鬼畜米英が日本国民を軍部から解放した恩人となり、日本国民を命かけて守った日本軍が
国民の命をごみグズのように失わせた悪人で、東京裁判で裁かれる。

相手を「悪」にして自分を「正義」にするのは、どの戦争でもおんなじだし、
ニポンもアメリカのことを「鬼畜米英」とか言ってたんだから。
でもアメリカから見れば逆。

そういうことで、革命軍からみればFOは悪、FOから見れば革命軍は海賊みたいな悪。

フインは、FOからみれば脱走兵で悪。革命軍からみれば英雄。
彼は自分はヒーローじやないと言うが、レイとローズに英雄にされてしまう。
でも単にFOの脱走兵なので、大した功績はあげてない。

でも、人が人を殺すには、相手が鬼畜米兵で、悪であると思わなければ殺せない。
殺すことを正当化する、これを目的として戦争では善悪をつける。

人が人を殺すときグロテスクさで目を逸らすのが普通だが、それが懲罰なのだと前置きすると、
フランスの公開処刑のように、人々は快感を覚えるという特性がある。
だから鬼畜米英などのプロパガンダで、善悪をつけようとする。

しあしこれらは作為的なもので、実は、善悪自体は曖昧で、
先のように、戦後の日本では、鬼畜米兵と軍部で、善と悪は逆転する。



SWは戦争物の宿命を負っている。 相手を倒さないと、戦争に勝てない。
そうすると善と悪はフィクション上で明確にしないと、相手を倒したら同情してしまう。