いまの作風は、今あるアイデアの大枠内で、
情的な面を考えて、差別化しようとするるから。
そのために極端な方向を出したり、人によっては、筋に嫌悪感を持たれたりする。
情的に、入り込みすぎ。

ジョージ・ルーカスは、演技指導がどうとかでなく、
大筋を創るところで、アイデアがあり、その力量は認めないと。

悪と善の対立で、絶対悪は、悪が絶大な力を持つように、
しかも子供だちが理解する、科学的にも強大な兵器を取り入れて、
でも、その新しい装置に特有な瑕疵があって、そこを突ける設定にした。
(要塞に瑕疵のるアイデアは、ルーカスの繰返し過で、もう飽きた)

ぞれの対立軸の絶体善は、若く成長するジェダイに置いた。
絶体善は、子供が自分を重ねられるよう、「若きスカイウォーカーよ」で、
まだ子供のような知性である主人公を置き、人間の力の可能性として、
中世の騎士レベルの武器のライト・セーバーを持たせ、ジェダイとした。

今のディズニーが一生懸命にやろうとしているのは、情の部分で、
ルーカスの大枠の延長で、ルーカスと差別化するから、あまり評価されない。

ルーカスがすごいのは、仔細の情の部分でない。
また、その情を表現する、細かい演出や、演技指導ではない。
彼の生み出した、SFとしての科学的アイデアと、ストーリーの組合わせのアイデアが、
子供レベルで分かりやすく、子供たちが、目をキラキラさせたことに、思い至るべき。