特攻で女が自決する。
父親殺し。

こんな、人間の弱い面の極端な例で、
グロテスクな内容が、てんこ盛りだから、非教育的なだけ。

だから親子で見に行く、SWで無くなった、と言ってるだけで、。
新しい成年向けの、人間の弱い面を露出するジャンルの映画になったと、
指摘したんだが、そういう映画を作り続けるのかな。

前シリーズのスターウォーズまでは、大人向けに裏ストーリーを入れても、
子供が分かる表面の筋は、子供の善悪に合うように、子供を意識して作っていた。
今回は露悪になっている。 

だから子供たちが、善が悪を倒して、喜んだ。
今回は、善悪が入り乱れるから、同情の余地をつくった悪を倒しても、
先ほどのように、子供にとっての善悪の基準を混乱させているから、
子供が喜ばないんだよ。

子供の観点があったら、子供が把握できる範疇で、ストーリーを作る。
そうすると、悪は絶対的な悪にして、善は絶対的な善にして、辻褄が合わないとこは、
ユーモアで乗り切る、そういう喜劇オペラを、思慮深く、観客を考えてルーカスは作った。

絶対的な悪は、シスで、ダースベーダーで、帝国軍で、デス・スターであった。
悪が強大で、絶対悪であるほど、倒した時の爽快感は高くなる。
今回のように、悪と善が入り乱れて、大人は悪に同情して、子供は善悪基準に困惑して、
スターウオーズ特有のエンディングである、感動がなくなってしまう。

善悪が入り乱れる、子供としての善悪基準で理解できない小難しい筋は、
他のジャンルの映画に、任せておけば良く。
新たな形の絶体的な悪を創造して、それに打ち勝つ、ようにしないと、
スターウオーズではなくなることに、気づくべきだった、と思うよ。