人に憑いているらしい霊について、
あれは動物霊だろう、特徴が出ている、
あれは下級霊だ、人に憑依するのは邪霊だからそうだ、

などと、見えている人が使う専門用語を
見えてるのかどうかもわからないものが、
格好をつけて、真似をするというね。
いや、実際に動物が憑いているのが見えているのなら
発言を撤回しようという気にもなるのだが、
大抵が憶測で、なにがしらが憑いていると断定する。
その内容は上記のようにバラバラである。
こんなに愉快で、馬鹿馬鹿しいこともない。

自分が見えないなら、素直にその体裁で話せば良いのに、
なぜ適当に聞きかじった用語を使おうとする人が多いのか。
真っ当に、何かよろしくないものが憑いている様子です。
と言えばいい。
シンプルで嘘もなく、大げさに自分を見せる気のない
慎ましやかさが感じられていい。
色んなことを適当にいう連中と違ってね。