最近の相談で多いのが、子供の不登校。

あなたの周りにもいませんか?


いま急激に世の中が変わっていて、どこまで変わるのか誰も想像できないくらい変わってきていて、まさに激動の時代。

10年後は社会構造そのものが、根底から変わっているかもしれない。

結婚しない人もさらに増加するだろうし、不登校も大きな意味ではそんな流れの一環だと思う。


学校に行きたくない理由を聞けば、人それぞれに違う答えがあるだろうけど、たぶんその理由は僕らの時代にもあったものだろう。

でも、実際に行かない子が増えていく現象は、僕らの時代にはなかった。

子供の精神力が落ちたという人もいるけれど、乱暴な言い方をすれば、やはり時代が変わったということに尽きると思う。


彼らは全く新しい世の中を生きていく未来人だ。

その未来人たちが通う学校は、明治時代からのもので、古さの象徴みたいなところ。

そこで感じる違和感は僕らの想像以上に大きいことだろう。






新しい時代がどうなっていくのか、何が必要とされるのか想像の域を出ないけれど、

我々大人がいまの子供たちにできる最大のことは、


「お前でOK」

という事実を、さり気なく教えてあげることくらいじゃないだろうか。


そうすれば、自分で何とかする。

その何とかは、いまの大人達の価値観とは違うかもしれないけれど、大切なのは、何であれ生きていく力だ。


ちなみに僕が子供に言い続けてきたのは、

「将来のことは大丈夫だ。

将来のことは将来のお前が何とかするから」


これは大人たちにも言えること。

わかりもしない将来より、今日一日を生きるとしよう。

完璧じゃなくても、人並じゃなくても、今日一日が人生の全てくらいの気持ちで生きれば、それ以上の人生があるだろうか。


相談を受けて、そんな風に思った。