シルバーバーチを実践するのは大変ですね。
波動を高めなければ、低級霊に憑かれないように、奉仕をしなければ、
利他的でいなければ、霊主肉従でいなければ、菜食主義でいなければ、
慈愛の心でいなければ、など。
シルバーバーチを実践してる人は、意識無意識に関わらずこういう信念を持っていると思います。
こういう崇高な信念で生きているにもかかわらず、あなたは幸福を感じておらず、
何の信念も持たない何も考えず生きてる人ほど幸せそうです。
なぜでしょう?
それは、何も考えず生きてる人ほど真理的な生き方をしているからなんです。
彼らは、考えないことで思考を止め真我の状態で今ここを意識して生活してるから幸せなんです。何も考えないことで現れる真我に目覚めた意識で生きる、それが真理的な生き方なんです。
シルバーバーチを実践する人に多くみられる、
奉仕しなければ、利他的でいなければ、こうでいなければ、こうしなければ、という
信念は、自我から生まれます。自我から生まれたものは苦痛が生じます。
もしかりにその自我が望む奉仕的で、利他的で自分の望むような自分になれたとします。
でも絶対にそこには到達しません。なぜなら、ならねば、なりたい、というのは欲であり
欲には限度がないからです。けして満足しません。
そして、こうであらねばならない、という信念はつまり、現在の自分を全否定しているわけです。
現在のありのままの自分を受け入れていないことになるのです。
それはつまり、自分を愛せていない状態です。自分を愛せていないのに、なぜ利他的な愛を人に注ぐことができるでしょう?
人を愛するには、まず自分を愛せねばなりません、自分を愛するにはそのなければならない信念を捨て、考えを止めありのままの自分でい続けることです。
ありのままの自分をありのまま見つめるんです。それだけです。
そこに好き嫌いの感情はいりません。好き嫌いも自我から生じます。
ただここに在る自分をそのままで在ることを知るだけでいいんです。
何者になろうとしてはいけない、
ふつうでいてください。そのままでいてください。ありのままでいてください。
何も変わろうとしないでください。自分の内にある神性真我は完璧であると知ってください。
自分はそれ自身だということを知ってください。
その本質の神性は、完璧な利他的であり、完璧な奉仕性であり、完璧な慈愛です。
つまりあなたがたがなろうとしている信念は、すでに自分がもってるのです。
つまり、奉仕的利他的な慈愛の人物になろうとするのではなく、
そもそも元から自分は完璧なそれ自身だったことに気づくだけでいいんです。