現実がうまくいっている人や現状に満足している人は
こんな法則になんか傾倒しません。
そういう人達は、立ち回りが上手い上に努力家なんですね。
ポジティブ思考であるのも特徴です。ただ彼らは反省すべきはとことん反省します。

こういう法則に傾倒する人は自分が不幸なのを何かのせいにしてるんですねえ。
ひたすらポジティブだのと考え、反省をネガティブなことと考えて悪とします。
努力をやめ、潜在意識だの、思えばそうなるなんて言葉に騙されて実行しているんです。
なにか自分にプラスな事があれば「引き寄せた!」といわば
オカルト新興宗教の考え方と同じ。

思っているだけで努力もせず競争試験に合格できるなんてのはダウンタウンのガキの使いのネタでも
ありましたよ。「試験受けてないけど受かってるかも知れへんやん」と言って大学の合格発表を見に行くもの。
レストランで「サンドイッチ頼んでないけど来るかも知れへんやん」と待つ。

幸せ、幸福とは何なのか?幸せとは目に見えないのです。
金持ちがいくら金を持っても満足できずに、どんどん金を求めていくのは
幸せが目に見えないからで、幸福そのものを数値が見える金に置き換えているからです。

「家族揃ってご飯が食える」
この何でもない当たり前の事が何を意味しているか本当に分かる人には、こんな法則なんてものは全く必要ありません。
他人が引き寄せの法則を実践しているのを見て、鼻で笑えるようなそういう人にならないとダメです。
でないと、他人の考えに傾倒するような洗脳人間になっていくだけか、もしくは
社会で騙され続ける人間になっていくだけ。騙す人間と騙される人間がいるのは世の常。
悪があれば正義あり、光があれば闇が有る。
できれば騙す人間でもなく、騙される人間でもない、そういう人になればどうですかね。