しんぶん赤旗「参加は会見だけと説明」万博協会会見出席報告も条件付き? 全面参加を求める - 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202504220000302.html

2025年4月22日12時26分

共産党の機関誌「しんぶん赤旗」が、4月13日に開幕した大阪・関西万博を開催する日本国際博覧会協会から「取材拒否」を受けていた問題で、「赤旗関西記者」のX(旧ツイッター)アカウントは22日までに、21日の万博協会の記者会見に出席したことを報告した。

赤旗の「取材拒否」問題をめぐっては、武藤容治経産相が18日の衆院経済産業委員会で、同紙が愛知万博では取材許可証を受け取るなどしていたことを確認したとして、「メディア対応は一次的には博覧会協会の裁量に委ねられるべきものだが、具体的にどのような対応が可能か、事務方を通じ、博覧会協会において実務的な検討を行わせることとしました」と述べ、取材許可の検討を示していた。

21日夜に投稿された「赤旗関西記者」のアカウントは「『赤旗』は万博協会の21日の記者会見に大阪民報とともに参加しました。一部報道にあった条件は何一つなく質問もしました」と、万博協会の会見に出席したことを報告した。一方で、「一昨年から続いた不当な排除を本紙の告発と世論、国会論戦で打ち破りました。ただ参加は会見だけと終了後に説明があり、通期入場証発行や取材の全面参加を強く求めました」とも記し、取材活動が限定されていることを示唆した。

別の投稿では「『赤旗』からの質問では、フリー記者参加に向けた対応をただすとともに、来場者数に万博協会職員など関係者を含めている問題や、直近のメタンガス測定数値について質問。協会側は、基準超えの数値が出ていることを初めて明かし、対策を取っていることを説明しました」とした上で「引き続き追及していきます」と、今後の対応についてもつづった。