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○加藤国務大臣 私は、さっきも申しましたように、統一神霊協会の内容等につきましては全く知らないのでありますけれども、かつまた、勝共連合がただいま御指摘をされたような本を出しておることも承知をいたしておりません。しかし、少なくともいま御指摘のありましたような点で、法律に神の道と人の道が分かれ、そして、法には背いても神の道に背かなければ、かような考え方は許さるべきことではないのでありまして、当然法は守らなければならぬし、警察もまた厳正公平に対処してまいる、これが基本の考え方であります。


○正森委員 時間が参りましたので、これでやめさせていただきますが、私はごく一端を指摘しましたけれども、いやしくもわが祖国日本の中でこういう統一教会や勝共連合がわがもの顔に振る舞い、しかもわが国の公選法に違反してわがもの顔に振る舞うことを許しておったならば、それは短期的には与党にとって有利なことがあろうとも、大局的にはわが国の尊厳を汚し、わが国の主権を失うことにつながるものであり、日本国民の利益には絶対にならない、こういうことをはっきりと考えられることが政治家にとって非常に大切だと思います。特に、内閣としてはきわめて重大である、こう思います。そういう観点から警察庁が、私が指摘した幾つかの点について厳正な、公正な捜査をして、処断すべきは断固として処断することを求めて、私の質問を終わらせていただきます。



加藤は公安委員長

違法性を認定されてる国会での討論