参院選(7月10日投開票)の東京選挙区(改選数6)で、自民党から出馬した元「おニャン子クラブ」の生稲晃子氏(54)がNHKの候補者アンケートに対してほとんど回答せず、批判の声が続出していた問題。

 生稲氏は28日にツイッターを更新、《私の回答に不備があり申し訳ございませんでした》と謝罪し、全部で26ある問いへの回答を投稿、懸命に火消しを図ったものの、翌29日には<#生稲晃子に投票する意味が分からない>とするフレーズがツイッターでトレンド入りする事態となった。

 ネット上では《国会議員となって何がやりたいのか》《アイドルで顔と名前を売ったら政治家というパターンはもうやめよう》といった怒りの投稿が上がる一方、《これは生稲ちゃんの責任じゃない。選挙対策本部長が悪いからだ》《あの選対本部長なら、こうなるわな》などと、生稲氏を擁護する意見も。

■生稲陣営の選対本部長はあの下村博文氏

 生稲陣営の選対本部長といえば、下村博文元政調会長だ。

 下村氏といえば2017年7月の都議選直前に政治資金規正法違反の疑いが浮上。13~14年にかけて加計学園から下村氏の後援会「博友会」のパーティー券200万円を購入してもらいながら、政治資金収支報告書に記載がない――と指摘された疑惑で、下村氏は当時、「都議選後に説明する」などと話していたが、5年経った今も説明がない。

 このため、《そもそも陣営が国民、有権者に対して真摯に説明する気がない》《候補者アンケート? 知らん顔しておこうと思っていたんじゃないの》という声が出ている。

日刊ゲンダイ
6/29(水) 17:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c5a2214a8030946fb13f9ab42e8d890acda8daf