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2022/02/09(水) 16:12:05.07ID:CAP_USER9藤井氏が働いていたのは、経済学者の中谷巌氏が立ち上げたビジネススクール・不識塾だ。
「不識塾では10カ月のカリキュラムで、将来、経営トップを担うと嘱望されている大手企業の執行役員、部長クラスにリベラルアーツ教育をしている。生徒は中谷氏が取締役や社外取締役を務めた企業などで、定員は30名。年間の授業料は550万円で、5月中旬から翌年2月下旬まで土曜日に定期的に講義が開かれている」(不識塾OB)
講義ではテーマごとに大学教授など“ゲスト講師”が講演するほか、進行や生徒へ指導をする“師範”がいる。藤井氏はこの師範を長年、務めているのだ。塾関係者が明かす。
「中谷氏が師範に招き、2013年からやっています。他の師範は学者や企業幹部なので、官僚の藤井氏からは、違う視点のアドバイスを受けられると生徒からの評判もいい」
だが不識塾では藤井氏が師範をしていることは、表に出さないようにしている。
内部資料でも藤井氏の名前を伏せたのはなぜ?
「生徒にも藤井氏の名前を出さないように伝えるほか、内部資料でも藤井氏のことを『F』と記している」(同前)
一体なぜか。それは報酬が発生するからだ。
「師範のギャラは1回あたり5万円、ゲスト講師は1回あたり25万円ほど」(同前)
師範として全部出席し、1回5万円の報酬を得ていた場合は年間約130万円、13年からの9年間で1170万円になる。公務員倫理規程に詳しい国際基督教大学の西尾隆特任教授が語る。
「国家公務員の兼業については国家公務員法で制限されている。報酬を得て、継続的または定期的に従事をする場合は、兼業届を提出し、事前に承認を得なければなりません。また兼業が認められるのは原則、大学など教育機関や非営利団体。営利企業は稀です。違反をした場合は、懲戒処分の対象となり得ます」
不識塾は生徒から年間に数百万円の授業料を取る営利企業である。届け出をせずに報酬を得ていた場合は、立派な“闇営業”だ。
2月5日、不識塾の後に、当の藤井氏を直撃した。
――不識塾で師範として5万円のギャラを貰っていると聞いている。
「違いますね」
――師範を今日もしていましたよね。
「まぁ、参加……。参考に見てただけですけど」
――兼業届は?
2に続く
文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/51951