公開の対象は、政治資金規正法に基づき届け出のあった政党本部や支部など計2889団体の報告書。うち、政治家の大きな収入源となっている政治資金パーティーの収入額は前年比28%減の64億円だった。
国会議員がパーティーを開くことが多い東京では、コロナ感染の拡大に伴い、4〜5月に緊急事態宣言が出されたほか、年末にかけて新規感染者が急増。11〜12月には「勝負の3週間」とのスローガンを掲げ、国民に不要不急の外出自粛などを呼びかけた。こうした状況から、予定していたパーティー開催を見送る例が相次いだ。
一方、国会議員が代表を務める334の資金管理団体について、朝日新聞がパーティー開催状況を分析したところ、4月以降、与野党の国会議員162人が計438回のパーティーを開き、計35億6884万円の収入を得ていた。緊急事態宣言期間中には、無所属の藤末健三参院議員(比例)が計9回開いていた。菅前首相ら70人は、「勝負の3週間」の期間中に85回開催し、総収入は計8億1959万円だった。(保坂知晃、安倍龍太郎)
朝日新聞
11/26(金) 17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dae7c4305e671e9239e4e7d3ce65b5bd709e174