新しい資本主義というのは最近注目を浴びている早稲田のスズキ・トモ教授の言説に影響を受けたものだろう
アベノミクス批判ではなくて米国型資本主義思想に囚われている日本の企業経営のあり方に警鐘を鳴らしているのだ

企業利益の分配先が今世紀以降株主に極度に偏っていることが経済低迷の大きな理由で
安倍も企業に賃上げを求めてきたがなかなか上がらなかった
そこでより「分配」に力を注ごうというのが新しい資本主義なのだ

ただ岸田の話は企業や富裕層への増税分で国が企業にかわって分配するみたいなことを強調しているきらいがあるから左翼チックな話に聞こえてしまうんだよ
新しい資本主義というのは企業に株主偏重の経営を見直させることに主眼を置いているのであって増税だの税の分配とは違うのよ
岸田は新しい資本主義の考え方をちょっと聞きかじっただけのように見受けられる