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2021/05/24(月) 21:51:54.62ID:CAP_USER9防衛省は、在日アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練の移転先などとして、鹿児島県西之表市の馬毛島に自衛隊基地を建設する計画で、去年12月から周辺海域でボーリング調査を行っています。
この調査について、地元の漁業者16人が「漁協の総会での同意がないのに鹿児島県の塩田知事が調査を許可したのは違法だ」などとして、県知事による許可の取り消しを求める訴えを起こしていました。
24日の判決で、鹿児島地方裁判所の古谷健二郎裁判長は「県の規則では許可を判断するにあたって個々の漁業者の同意などは要求されておらず、漁業者たちに裁判を起こす資格はない」などとして訴えを退けました。
今回、裁判で争われたボーリング調査の許可された期間は今月までとなっていますが、防衛省は、期間を1年延長する方針で、今後、改めて許可申請を出すことにしています。
原告側は今回の調査の期間がまもなく終了するため控訴しないとしていますが、県が新たに調査を許可をした場合、改めて訴えを起こす検討をするということです。
原告人「漁で生計を立てている人のことを考えるべき」
判決後の会見で原告の1人の西之表市の漁業者、番山博充さんは「残念でしかありません。裁判所は馬毛島で漁をして生計を立てている人たちのことをもっと考えるべきではないかと思います」と話していました。
また、弁護団の菅野庄一弁護士は「個々の漁業者の話には耳を傾けませんという判決で、言語道断と言わざるをえない」と述べました。
鹿児島県知事「私どもの主張が認められた」
判決について鹿児島県の塩田知事は「判決の詳細は承知していないが、私どもの主張が認められたものと考えている」とのコメントを出しました。
防衛省「県への訴訟でありコメントは差し控える」
判決について防衛省は「判決を行ったことは承知しているが鹿児島県に対する訴訟であり裁判所の判断についてコメントすることは差し控える」としています。
NHKニュース
2021年5月24日 21時28分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210524/k10013049311000.html