伊藤氏は、自身の性被害をめぐり、はすみ氏が「枕営業大失敗」などと書き添えたイラストを投稿したと主張。はすみ氏や投稿をリツイートした男性2人に対し損害賠償を求めている。
伊藤氏はこの日、「私が意図的に相手を陥れるため、被害者を自称していると言わんばかりのイラストを描きツイッターにアップしたことに、ショックと恐怖を覚えた」と陳述。「イラストが瞬く間に拡散され、街を歩くことに大変な苦痛を覚えるようになり、性被害から立ち直りたいという私の思いは踏みにじられた」と振り返った。
そのうえで「社会には、性被害者をセカンドレイプといえる言動で攻撃する人、ネットで拡散に加担する人が大勢いる。私自身が前に進むために、同じ被害に苦しむ多くの人のために、この裁判を始めた」と訴えた。
はすみ氏は問題とされた投稿で「この作品はフィクションです」などとコメントしていた。(根津弥)
朝日新聞
2020年11月17日 19時07分
https://www.asahi.com/articles/ASNCK63SWNCKUTIL01R.html