https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201005/pol2010050003-n1.html
 ドナルド・トランプ米大統領は、新型コロナウイルスに感染して2日夕から首都ワシントン郊外にある軍の病院に入院している。「早期退院説」と「数日が正念場説」が流れるなか、マイク・ポンペオ米国務長官はアジア歴訪日程を短縮したが、東京で6日開催される日本とオーストラリア、インドとの4カ国外相会談には出席する。会談では、中国共産党政権の軍事的覇権拡大に対抗する「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進に向けた連携強化を確認するが、中国は軍事演習を行うなどして牽制(けんせい)した。菅義偉首相とポンペオ氏の会談も予定されており、菅首相の国家観や外交姿勢が確認されそうだ。

習近平 ドナルド・トランプ



 米国務省は3日、ポンペオ氏が4〜8日の日程で予定していたアジア歴訪日程を4〜6日に短縮し、韓国とモンゴル訪問を中止すると発表した。ポンペオ氏は前日、歴訪予定は変更しない考えを表明したばかりだった。

 トランプ氏の容体が今後数日間、予断を許さない状況であることが3日判明し、日程短縮に踏み切った可能性がある。不測の事態が起きた場合のポンペオ氏の大統領職の継承順位は4位。

 世界各国のリーダーらがお見舞いのメッセージを発信するなか、中国の習近平国家主席も3日、「早く良くなるようお祈りする」という電報を送った。中国メディアが報じた。


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