立憲民主党との合流に参加しなかった国民民主党などの国会議員15人が結成した新「国民民主党」は15日、設立大会を東京都内で開いた。代表には国民から引き続き玉木雄一郎氏が就任。幹事長に参院議員の榛葉賀津也氏が起用された。政調会長には、無所属で国民の参院国対委員長を務めていた舟山康江氏を充てた。綱領や規約も決めた。

メンバーは衆院7人、参院8人。玉木氏はあいさつで「政策提案型の立ち位置を守り抜き、さらに深化させていかなくてはならない」と結党の狙いを強調。「ベンチャー政党として、政策立案プロセスに新しい風を巻き起こしたい」と語った。

党綱領は国民の内容を踏襲し「穏健保守からリベラルまで包摂する改革中道政党をつくる」と掲げた。規約の付則には初代代表の任期を2020年末までと明記。年内に党員投票を含む本格的な代表選を行う方針だ。

役員人事では、代表代行に前原誠司元外相と、国民の参院議員会長だった大塚耕平氏が就任。国対委員長に古川元久、選対委員長に岸本周平両衆院議員が就いた。

新国民の設立は11日付で、総務省へ14日に届けた。(共同)

日刊スポーツ
2020年9月15日20時17分
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