★それが国民民主党に渡って2年。その間に参院選挙が1度あったものの約60億を使った計算になる。立憲民主党の議員が言う。「立憲は『排除の論理』から生まれた結党の経緯があり、おカネがないのは当然だった。だから野党第1党といっても、仕事や応援、遊説といずれも事務所の自腹は当たり前。手弁当で駆けつける背に腹は代えられない暗黙のルールが議員や秘書に浸透している。幹部たちが飲むときにも割り勘が当たり前の貧乏政党」。
★ところが潤沢な資金を抱えた国民民主党の幹部は高級店の飲食は当たり前。幹部に付く党職員は日増しに体重が増えていったとのまことしやかな笑い話もある。今度は国民民主党の秘書が言う。「うちの党職員は各政党を吸収して巨大化していて、暇そうな職員もたくさんいる。ところが選挙になると各職員に陣中見舞いなる一時金が出るという。そのほかにもぜいたくな飲食を党職員がしているといううわさはこちらの耳にも入ってくる」。その職員たちは1度解党して合流新党に採用される人もいるようだが、退職金が支給され合流新党での給与水準は国民民主のそれを「下回るな」などと、どちらが採用する側かわからない。こういう時期だから流れてくる話かもしれないが、この資金の原資は税金が大半だということを忘れてほしくない。これでは機密費のようになる。うやむやにせず公開すべきではないか。(K)※敬称略
日刊スポーツ
2020年9月10日8時30分
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202009100000089.html