時事通信の8月の世論調査で、次の首相にふさわしい人物を尋ねたところ、自民党の石破茂元幹事長が24.6%でトップだった。同じ質問をした2月調査でも石破氏は1位で、支持は3ポイント上昇。自民党支持層に限ってみても石破氏が安倍晋三首相を10ポイント以上引き離して首位だった。

 2位は小泉進次郎環境相(12.3%)で、3位は安倍氏(9.2%)。上位3人の順位は2月と変わらなかったものの、小泉、安倍両氏は支持の割合が減り、石破氏との差が広がった。

 「ポスト安倍」候補に取り沙汰される他の閣僚らでは、河野太郎防衛相が4位(7.8%)に浮上。5位に自民党の岸田文雄政調会長(6.0%)、6位に菅義偉官房長官(4.5%)と続き、茂木敏充外相は10位(0.8%)だった。

 自民党支持層では、首位の石破氏が28.5%、2位の安倍氏は18.0%。小泉氏は11.1%で3位となった。

 調査は7〜10日に、新型コロナウイルスの影響を考慮した沖縄県を除く全国の18歳以上の男女1977人を対象に実施。有効回収率は63.7%。

時事通信
2020年08月14日17時08分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020081400839&;g=pol