8月6日と9日に広島市、長崎市の両被爆地でそれぞれ開かれた平和式典での安倍晋三首相のあいさつの文面が酷似しており、被爆者から「何のために被爆地まで来たのか。ばかにしている」と怒りの声が上がった。

 官邸のホームページに掲載された双方の全文を比較すると、両市の原爆投下からの復興を称賛した一文や、「広島」「長崎」といった地名などは異なるが、他はほぼ同一の内容だった。

 9日の式典後に長崎市で開かれた長崎の被爆者5団体との面会でも、冒頭の核廃絶への取り組みに関する発言が、式典のあいさつ文とほぼ同じ言葉の繰り返しだった。

共同通信
8/9(日) 22:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a2aba428b87879c3e912ad936f7acdaa70dda87