安倍政権の危機対応能力は、安倍首相が批判していた民主党政権の福島第一原発に対する危機対応能力とほぼ同じか、それ以下なのかもしれない。
まず、4月の習近平・中国国家主席の国賓来日に忖度して中国人の入国禁止措置が1か月遅れた。これが台湾やベトナムと対応能力の差に表れた。次に、検査件数を極端に少なく抑えようとし、
国内の感染者数の実態とかなりの乖離があったのではないか。検査件数が少なければ、感染者数は当然少なくなる。
そのため、感染者数が増えてきたときに、go to トラベルのキャンペーンを前倒しで始めたことにつながったのではないか。
実際は数字上の何倍の感染者数が存在していたのに少なく見せかけていたが、規制を緩めたことと相まって実態が表面化したのではないか。
自公政権のやっていることが本当にちぐはぐなのは、合理性を欠いた対応をいつまでも続けているからだ。
特別措置法を改正して、強制的に営業停止を求めるかわりに、国が補償するように制度を変えるべきだろう。
なぜ与党は臨時国会を開かないのか。国会議員はちゃんと仕事をしろ。