自民党の石破元幹事長は、去年亡くなった党幹部の地元、長野県を訪れ、ポスト安倍に改めて意欲を示しました。

石破元幹事長が訪れた長野県喬木村は、竹下派の参議院側を束ね、去年10月に亡くなった吉田博美 前参議院幹事長の地元です。

吉田氏は、前回おととしの党の総裁選挙で、安倍総理大臣と争い、厳しい戦いを強いられていた石破氏を支持した経緯があり、石破氏は8日、吉田氏を支援していた人たちと会合を開きました。

石破氏は記者団に「吉田氏の初盆でもあり、吉田氏を生み出した有権者に『ありがとうございました』とお礼を言わねばならないと思った」と述べました。

そして、「国が厳しい状況の中、政治家はいかにすれば国がよくなり、国民の不満や不安が解消するかということに力を尽くすべきだ」と述べ、ポスト安倍に改めて意欲を示しました。

一方、石破氏は、新型コロナウイルス対策の特別措置法について「休業要請に伴う補償をかみ合わせながら、地域に合った対策をきめ細かくできるよう、仕組みを改める必要がある」と述べ、法改正が必要だという認識を示しました。

NHKニュース
2020年8月8日 20時28分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200808/k10012558901000.html