IR・統合型リゾート施設をめぐる汚職事件で起訴された秋元司衆議院議員の支援者らが贈賄側にうその証言をするよう依頼したなどとして逮捕されたことについて秋元議員の弁護士が6日会見し「検察は秋元議員の身柄拘束を念頭に捜査している可能性があるが、本人は一切関与していないと話している」と述べました。

IR・統合型リゾート施設をめぐる汚職事件では衆議院議員の秋元司被告(48)の支援者で会社役員の淡路明人容疑者(54)や、佐藤文彦容疑者(50)ら3人が贈賄側の中国企業の元顧問2人に裁判でうその証言をするよう依頼し、報酬を渡そうとしたとして4日、証人等買収の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

この事件を受けて新たに秋元議員の弁護を担当することになった郷原信郎弁護士が6日記者会見し、秋元議員が「淡路役員は私の支援者で保釈後も会ったことがある。佐藤役員とも名刺交換したことはあるかもしれないが記憶がはっきりしない」と話していることを明らかにしました。

そして現時点で検察から秋元議員への事情聴取の要請はないとしたうえで「秋元議員が弁護士を通さずに贈賄側への接触を依頼したなら保釈条件に違反する。検察は秋元議員の身柄拘束を念頭に捜査をしている可能性があるが本人は『一切関与していない』と話している」と述べました。

NHKニュース
2020年8月6日 19時27分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012554961000.html