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米アマゾン・ドット・コムが従業員に対し、中国系企業が運営する人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」をスマートフォンなどから削除するよう指示したことが10日、明らかになった。「セキュリティー上のリスク」が理由だとしている。

アマゾンは従業員にTikTokアプリの削除を指示した=AP

アマゾンは従業員に送った電子メールの中で、同社のメールシステムにアクセスするすべての端末から10日中にティックトックのアプリを削除するよう求めている。
パソコンのブラウザー(ネット閲覧ソフト)からは引き続きティックトックのサービスを使えるとしている。

アマゾンの公式コメントは得られておらず、具体的にどういったリスクが見つかったのかは明らかになっていない。
ティックトックの広報担当者はアマゾンから事前連絡はなかったといい、「我々はまだ彼らの懸念を理解していないが、対話は歓迎する」と述べた。

米調査会社ワラルーメディアの推計によると、ティックトックの月間利用者数は6月時点で世界で8億人に上る。
米国でも6500万人が利用中とされるが、同アプリは中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)の米子会社が運営しており、安全保障上の脅威とみる見方が広がっている。

米アマゾン、従業員に「TikTok」アプリの削除指示
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61419300R10C20A7I00000/


(略)