自民党の石破茂元幹事長は2日、共同通信加盟社論説研究会で講演し、安倍晋三首相は国会で説明責任を果たすよう求めた。「野党の質問は厳しいが、その後ろには大勢の支持者がいる。野党に納得してもらうのは国民に納得してもらうということだ」と述べた。首相の仕事は「全ての人のためにある」とも強調した。

 先の通常国会を延長せず、野党の臨時国会開会要求にも明言を避けた首相の姿勢が念頭にあるとみられる。

 石破氏は福田内閣の防衛相当時、インド洋での海上自衛隊の給油活動を延長する法改正に取り組んだ経緯に触れ「福田康夫首相も官房長官も一生懸命説明した。国会が終われば街頭に立った。賛成してもらえなくても納得してもらえ、と厳しく教わった」と振り返った。

産経新聞
https://www.sankei.com/politics/amp/200702/plt2007020009-a.html