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2020/07/01(水) 08:38:39.44ID:xppF3Ldw9小池都知事は29日、「このところの(感染者数の)高止まりを私も大変気にしております。(感染)経路が分からない方は、そんなに多くはないんですけど、ただ、絶対数はかなり増えている」と言ってのけた。
しかし、感染経路不明者は半数に達している。26日は54人中27人(50%)、27日も57人中35人(61%)、28日は60人中39人(65%)だった。絶対数も経路不明も増えているのに、小池都知事は平静を装い続け、何の手も打とうとしない。そもそも、東京アラートを発する基準の1つは、新規感染者に占める感染経路不明の割合が50%以上だったはずだ。
■「夜の街」ばかり強調
小池都知事は感染の元凶として、二言目には「夜の街」をあげている。確かに、夜の街は、3密での会話やカラオケなど感染につながる行動をしがちだ。防疫意識の低い人もいるかもしれない。だが、「夜の街」だけに注目するのは極めて危険だ。
ここへきて、都内では学校の先生の感染が相次いでいる。
小学校教師の陽性相次ぐ
大田区では26日、区立小学校に勤務する30代男性教師の陽性が判明。また、江東区の同じ区立小学校でも同日、2人の女性教師(ともに50代)の感染が確認された。両区によると、発症前の行動履歴からは、3人の感染経路は分からなかったという。
一般的に教師は、大勢の児童と接触するため、人一倍感染防止に気を使っているケースが多い。大田区は「児童と接触するので、学校の先生は感染しないように特に注意していると思いますが」(感染症対策課)と困惑気味。江東区は「先生は十分注意しているはずなのに」(教育委員会庶務課)と頭を抱えた。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「意識の高い学校の先生が感染するということは、ある程度、市中感染が広がっているとみていいでしょう。ところが、小池知事は知事選を意識して、失敗を認めたくないのか、実態から目をそらし、何の対策も取ろうとしていません。都民から反発を買っても、すみやかに東京アラートを発動し、警戒を呼び掛けるべきです。対応が1週間遅れるだけで、市中感染は深刻化してしまいます」
小池都知事は、東京五輪開催にこだわり、コロナ対策が後手に回った。知事選が終わるまで、市中感染をスルーするつもりなのか。
日刊ゲンダイ
2020/06/30 14:50
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