自民党の石破茂元幹事長が22日、ブログを更新。東京高検の黒川弘務検事長が外出自粛期間中に新聞記者と賭けマージャンし、辞任し、訓告処分にとどまったことについて、「このままでは政治に対する不信は高まるばかりです。正直言って『もういい加減にしてもらいたい』との思いが募ります。」と憤りをつづった。

 刑法第185条の「賭博罪」についても触れ、「金銭はその多寡にかかわらず許されないとされています」と断罪。1998年11月、漫画家でタレントの蛭子能収が新宿の麻雀店で賭けマージャン中に現行犯逮捕(書類送検)された事件も振り返った。

 そして法務省の処分についても「『戒告』ではなく、非公式な『訓告』(訓告が3回続くと戒告相当となる)で済むというのはどういう判断基準に基づくものなのか、私にはよく理解が出来ません」と納得がいかないことを記した。

 また、「制度的担保として、検察の独走や暴走を抑止する仕組みを考えておくことも必要だと思います」と課題を挙げ、「検察庁が行政権から一定程度独立すべきとしても、その独走・暴走を阻止するものが検察官個々の見識と正義感のみ、というのは、危ういことのように思われます。」と持論をつづっている。

デイリー
2020.05.22
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/22/0013363568.shtml