0001クロ ★
2020/03/03(火) 12:19:27.52ID:iQboA2GX9HUNTER取材班は、広島地検に事情を聞かれている複数の関係者との接触に成功。そこから、捜査の狙いが見えてきた。
■河合ルール
「最近、広島地検で供述調書に署名しました。検察は、案里氏だけでなく、克行氏も視野に入れているようです」。そう話すのは、案里氏の選挙を手伝っていたAさん。これまでに受けた事情聴取の時間を合計すると、数十時間に及ぶという。Aさんが、それだけ重要なポジションにいたという証拠である。
もともと、克行氏の選挙を手伝っていたというAさん。克行氏の選挙では、陣営だけでした通用しない「河井ルール」が存在していたと明かす。検察の捜査もそこに着目したものだった。
「検察の供述調書でも、河井ルールとは何かという内容がとても多くありました。克行陣営ではウグイス嬢の日当3万円をはじめ、数々の独自のルールがありました。確かに、公職選挙法ではウグイス嬢の日当は上限1万5千円ですから3万円は違法。ところが、河合ルールでは公選法に違反していようが、いまいが関係ない。“河井ルールがすべて”なのです。誰も咎めることなどできませんでした」(Aさん)
検察が、2月になって作成したというAさんの供述調書には、次のような記述があったという。
『最高責任者は河井克行議員』
『河井ルールで、日当3万円と決まりました』
『案里氏の選挙でも、ウグイス嬢の日当は3万円になると克行氏の公設秘書であるYさんから連絡がありました』
いずれも、公選法違反となる日当3万円事件の首謀者が、克行氏であることを示唆している。
同じように、広島地検から事情聴取を受けているBさんにも話を聞いた。Bさんは、昨年12月から「広島地検に日参しているような状態だった」と苦笑する。そのBさんの供述調書も、地検はすでに作成済みだ。
「私の場合、いわゆる河井ルールを理解していたのかどうかについて、詳しく聞かれました。広島で長く選挙に関わっている者の間では、河井ルールは有名です。
例えば、急にスタッフ全員がダッシュで選挙カーから降りて路上で支援を訴えるのが“イナズマ”(笑)。選挙カーの中では、ウグイス嬢はずっと飴を持っていなければならない。克行氏が手を出すと、すぐに飴を渡さないといけないんです。
そういう細かなことから、日当3万円のことまで、なんでもが河井ルールなんです。そのあたりを詳しく説明して、供述調書をまとめてもらいました。
検察官からは、案里氏の選挙で、克行氏から日当3万円の指示があったかどうかについて、くどいほど聞かれました。私は克行氏の選挙を長く手伝い、案里氏の時も選対幹部でしたから、誰から日当のことを聞いたのかも含めて話しています」
広島地検は、河井夫妻の事務所などを捜索した後に、秘書や選挙スタッフの家宅捜索も行っている。その中には克行氏の実家も含まれ、父親にも事情聴取しているという。また、克行氏と親しい地方議員からも話を聞いている模様だ。地方議員の一人は周囲にこう語っていた。
「検察からきつく調べられ、カネの流れを詳しく聞かれた。携帯電話まで押収されてしまった。検察は案里氏だけでなく、克行氏までもやりたそうだ」
2につづく
HUNTER
2020年3月 3日 07:45
http://hunter-investigate.jp/news/2020/03/-1500030000115-2020-hunter-a-3-153a.html