https://www.dailyshincho.jp/article/2019/07300800/?all=1
週刊新潮 2019年7月25日号掲載
「靖国神社」の神をも恐れぬ「ハレンチ動画」(2/2)
靖国神社の祭儀課長(55)が、複数の女性職員にセクハラ行為を行った。その模様は動画とともにご紹介したが、セクハラ幹部の存在は、同神社の暗部を象徴してもいるのだ。
ここ数年、靖国神社は大揺れに揺れている。
まずは、2代前の宮司である徳川康久氏の問題だ。国のために殉じた御霊を祀(まつ)る靖国神社の性格から、戊辰戦争時の「賊軍」はその対象外とされてきた。ところが、
「賊軍の『旗頭』であった徳川慶喜将軍の曾孫である康久さんは、自身の『出自』ゆえか、賊軍合祀に理解を示すかのような言動などがあったため、昨年2月、定年前の退任を余儀なくされました」(宗教ジャーナリスト)
彼の後任に就いた前宮司の小堀邦夫氏は、「徳川時代」からの脱却を目指した。1975年を最後に途絶えているものの、「明治天皇ご創建」からも分かるように、靖国神社の根幹とでも言うべき天皇陛下のご親拝を「復活」させるべく、「改革」へと乗り出す。しかし、
「ご親拝を強く願うあまり、小堀さんが靖国内部の会議で、『今上陛下(現・上皇陛下)は靖国神社を潰そうとしてるんだよ』などと発言してしまい、その音声データが流出して昨年10月末に退任に追い込まれました」(同)
徳川氏、小堀氏と、2代続けて宮司が事実上更迭される異常事態が発生したわけだが、両氏の退任の背景は、一見違うようでいて実は「地下水脈」では繋がっているのだという。
(以降ソースにて)
参考)
靖国神社「55歳祭儀課長」の神をも恐れぬ「セクハラ行為」一部始終
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/07290800/?all=1
https://hbol.jp/173398
正体を隠して活動する日本会議の「カルト性」
https://hbol.jp/37667
靖国神社と日本会議――シリーズ【草の根保守の蠢動 第8回】