0001プルート ★
2019/07/30(火) 09:10:56.80ID:yBoFxeeF92.26事件後の軍事指導部による政治掌握を予見した磯部浅一
公開日:2019/07/29 17:00 更新日:2019/07/29 17:00
2・26事件は2つの形をなぞったクーデター計画であった。1つは青年将校らによる実力行使、もう1つが軍事指導部による政治システムの乗っ取りである。このことを見抜いたのは、実は青年将校のリーダー役だった磯部浅一であった。彼は他の将校たちが事件からほぼ5カ月後に処刑されたのに、北一輝や西田税を死刑にするための民間側裁判の証人として、処刑が1年間、延期された。その間、磯部は獄中で日記や手記を書き連ねた。
その日記には、事件後の動きを見て自分たちがいかに軍事指導者たちに欺かれていたかを知ったとある。同志が処刑されてからほぼ1カ月後の日記(8月6日)には、新しい陸軍省の幹部の名を列記し、「いのり殺してやる」と書いている。そこには寺内寿一陸相、梅津美治郎次官、磯谷廉介局長らの名が挙がっている。そして獄中手記の中には、反徒として青年将校を見ることになると、川島義之や荒木貞夫、真崎甚三郎、香椎浩平、山下奉文らも青年将校と北一輝に責任を押し付けて逃げてしまったと筆調鋭く批判している。
(以降ソースにて)