香港警察が催涙ガス−行政長官は秩序回復促す、条例撤回意思なし
▼記事によると…
・香港で中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例改正案に反対する抗議活動が12日も続き、一部参加者は香港中心部の主要道路を封鎖した。群衆は香港政府庁舎に押しかけ、立法会(議会)への侵入を阻止しようとする警官隊が催涙ガスやゴム弾を使用、負傷者が出た。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は秩序を取り戻すよう促した。
・林鄭行政長官は「社会が早急に秩序を回復し、暴動による負傷者がこれ以上出ないよう望む」とビデオメッセージで表明した。
・香港医院管理局によると、これまでに72人の負傷が確認され、病院で治療を受けている。街頭デモは9日に主催者発表で参加者数が100万人を突破し、1997年の中国への返還後で最大級の規模に達していた。
・香港当局は同条例改正案の廃案というデモ隊の要求に屈するつもりはないとしている。同長官は香港テレビ局TVBとのインタビューで、「この問題を理由にやましさを感じることは全くない」と発言。香港が逃亡犯の隠れ家となるのを防ぐために改正案は必要だとし、香港を裏切ることは決してないと声を震わせて訴えた。
2019年6月13日 3:00
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-12/PSZ9676K50XU01
(略)