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韓国へのメッセージの送り方(石田純一)

▼記事によると…

・東京電力福島第一原発事故が起きてから、韓国は被災地からの水産物の輸入規制をだんだん強化して、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の8県で水揚げ、または加工された水産物は全面的に輸入禁止にしている。

・それにしても、福島県の漁獲量や水産物の売り上げは、いまも原発事故が起きる以前の20%しかない。漁業関係者や水産物加工業者のことを思うと、ほんとうに心が痛む。だからこそ、政治家の高圧的なメッセージは避けるべきなのだ。

もちろん、韓国の日ごろのけんか腰の態度に接していれば、日本側も自然とそうなってしまうのは、理解できないわけではない。しかし、そういう態度はおたがい様だといっていては、物事は前に進まない。

禁輸を解いてもらうのも外交だ。高圧的な態度では相手の懐を開けないことくらい、政府の面々だったら百も承知のはずなのに。「遺憾だ」といい、「勝った」「負けだ」だけで判断するのは、政府側のプライドに根差している気がするが、本当に困っているのは漁業や水産業に携わっている人たちだ。彼らが不在のままメッセージを送るのは、やめようじゃないか。

2019年4月28日掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/04280555/?all=1
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(略)