安倍晋三首相は11日、復興軽視の失言で事実上更迭した桜田義孝前五輪担当相(69)の後任に、鈴木俊一元五輪担当相(65)を再登板させた。国会開会中で即戦力が必要なのに加え、岩手県を地盤とする鈴木氏の起用で被災地重視の姿勢を示す狙いがある。桜田氏の辞任、鈴木氏の起用はいずれも首相自ら発表し、復興重視の姿勢を繰り返し強調。21日投票の統一地方選後半戦と衆院2補選、さらには夏の参院選への影響を抑えようと躍起だ。
桜田五輪相辞任の経緯
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桜田氏がパーティーで失言
桜田「復興以上に大事なのは高橋さん」
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菅官房長官が桜田氏から事情を聴く
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桜田「そんなことを言ったつもりはないが、言ってしまったようだ」
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安倍首相と菅官房長官が協議し更迭を確認
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菅官房長官が二階派幹部に辞任を通告
菅「今回の発言でもうもたない。辞任することになる」
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二階幹事長「分かった。しかたない」
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安倍首相が二階派幹部に通告
安倍「辞表を受け取ることになる」
https://mainichi.jp/articles/20190411/k00/00m/010/213000c
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