知事選(21日告示)は、市長から知事選に臨む維新の吉村洋文氏と、元副知事で自民が推す小西禎一氏が対決する見通しで、ダブル選の構図が固まった。
柳本氏は、叔父で参院議員の柳本卓治氏が不出馬を決めた今夏の参院選大阪選挙区(改選数4)に自民公認で出馬する予定だった。自民は、松井氏や橋下徹前市長との論争に実績がある柳本氏が最適と判断して出馬を要請。いったんは固辞したものの、「不戦敗はありえない」として、決断したとみられる。
柳本氏は市議時代、維新が目指す都構想を巡って橋下市長(当時)と激しく対立。「都構想は毒まんじゅう」と指摘して徹底して反対し、2015年5月の住民投票で反対運動の先頭に立った。だが、同年11月の大阪市長選には自民の推薦で出馬し、民主(当時)、共産両党の自主的な支援も受けたが、元市議で元衆院議員の吉村氏に敗れた。
柳本氏は大阪市西成区出身で京都大卒。関西電力を経て、1999年に市議だった父親の急逝に伴う補選で初当選。自民市議団幹事長(13〜15年)などを歴任した。【林由紀子】
毎日新聞
2019年3月14日 19時06分
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