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香港のデモと、辺野古のデモは全く性質が異なっている
香港のデモは、中国自身が明言した「香港の自由と高度な自治を50年間保証する」との「公約」を反故にしたことに対する香港人の怒りが爆発したものであり、これには多い時には香港人口の約三分の一の200万人が参加した
一方、辺野古デモは、街の中心部にあり最も危険な基地として知られる「普天間基地」を撤去し、その代替機能を人口も少ない辺野古に移そうとの計画に反対するデモであり、これには数十人から数百人程度が参加
2005年に「日本政府」「アメリカ政府」「沖縄県」「(辺野古のある)名護市」が賛同して計画が進んでいたのに、2009年に急に「鳩山政権」がこの計画の見直しを宣言し、紛糾したという経緯がある
その理由も「綺麗な沖縄の海を汚すな」とか「ジュゴンが泣いています」とか、甚だピントの外れたトンチンカンなものばかりで、しかも長閑な辺野古にはハングルの旗が何本も翻っているという首を傾げたくなるような風景が現出している

要するに香港のデモは、香港人の切羽詰まった危機感から自然発生的に湧き起こったものだが、辺野古のデモは途中からある勢力によって作られ、組織されたものであり、その切迫感も本気度もまるで違う
それはデモ参加者の人数だけ見てもわかるが、参加者の顔ぶれを見れば、ますますその差異は鮮明となってくる
香港のデモは支持できるが、辺野古のデモは支持できない所以である