民主党政権で環境相などを務め、無所属のまま自民党二階派入りする見通しになった細野豪志衆院議員(静岡5区)が30日、都内で静岡新聞社の単独取材に応じ、選挙区替えが取りざたされていることについて「静岡5区以外での活動は全く考えていない。5区を離れる時は政治家を辞める」と述べた。

 自民への入党を希望する意向も明らかにした。次期衆院選の党候補者となる5区支部長には既に元職吉川赳氏が就いていて、今後、党内対立の火種になる可能性がある。

 細野氏は、県外を含めて選挙区を替えるのではないかとの見方が一部に出ていることについて「考えたことはない。地元に貢献したい」と強く否定した。吉川氏や地元の自民関係者に対しては「厳しい意見を持つ人と、しっかりと対話していく」と話した。

 自民の衆院会派入りや入党に関しては「調整が進んでいない」と具体的な時期の明言を避けたが、「政策を実現するために自民の皆さんと一緒にやっていきたい」と入党に意欲を示した。

 民主党や希望の党の幹部として自民と選挙で戦ったにもかかわらず自民入りを希望することへの批判については「内政は弱者の立場で外交安保は現実的という理念や政策は貫くが、その政策を実現する手段は方針転換する。批判は甘んじて受ける」と述べた。

静岡新聞
1/31(木) 9:49配信
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