やっぱり麻生財務相がワーストだった。大学教員や弁護士でつくる「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」が、政治家が発したジェンダーに関わる見過ごせない問題発言についてインターネット投票を行った結果を9日、発表した。 ワーストは、財務省の前事務次官のセクハラ問題を巡る麻生太郎財務相の「(加害者側の)人権はなしってわけですか」などの一連の発言が選ばれた。

 投票は昨年12月29日〜今年1月6日に、同会のサイト上などで行われ、2026人が参加した。

 昨年中の政治家による公的発言の中から12候補を提示し、ワースト発言を選んでもらった。1人最大2票で、投票総数は3933票だった。

 1位の麻生発言は1208票。2位は性的少数者(LGBT)を「生産性がない」などとした自民党の杉田水脈衆院議員の一連の文章で1045票。3位は、自民党の加藤寛治衆院議員による「必ず3人以上の子どもを産み育てていただきたい」と結婚披露宴で呼び掛けているなどとした発言で366票だった。

 ただ、麻生氏は、まったく反省しない可能性が高そうだ。

日刊ゲンダイ
2019/01/10
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245146