安倍晋三首相は年末の恒例行事としている橋下徹・日本維新の会前代表や松井一郎・維新代表、菅義偉官房長官との会食への出席を今年は見送る見通しだ。会食は28日、首相を除く3人で行うという。

 4人は第2次安倍政権が発足した後の2013年12月以降、衆院選のあった14年を除いて毎年、年末に会食。憲法改正やカジノを含む統合型リゾート(IR)についての考えが近く、協力を確認してきた。

 そんな蜜月関係に大阪市を廃止して特別区に分割する「大阪都構想」をめぐって維新と対立する自民党大阪府連が反発。9月の自民党総裁選前に首相は「都構想反対」と発言しており、今回の会食見送りも府連への配慮だとみられる。

朝日新聞
2018年12月27日19時5分
https://www.asahi.com/articles/ASLDW4DZVLDWUTFK00F.html