ロシア極東のサハリン州で22日、日本との平和条約交渉を巡り、北方領土の引き渡しに反対する集会が2週連続で行われた。参加者からはプーチン大統領に対する批判の声もあがった。

集会は北方領土を事実上統括しているサハリン州の州都ユジノサハリンスクで行われ、地元メディアによると住民ら200人が参加した。

安倍首相とプーチン大統領が色丹島と歯舞群島の引き渡しを明記した日ソ共同宣言を基礎とした平和条約交渉の加速化で合意したことに対し、参加者からは批判の声もあがった。

反対集会の参加者「プーチン大統領は(北方領土を)統治できないなら辞任すべきだ。安倍首相には他人のものに手を出すなと言いたい」

サハリン州でのこうした集会は2週連続。もともと年金制度改革などを巡り、プーチン大統領の支持率が低迷する中、地元では、さらに平和条約交渉を巡って、政権への反発が高まっている。

日テレニュース24
12/22(土) 20:08
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