>>816
君はいいこと言うね

金持ちになってもいばらず、ノブレス・オブリージュをしていたら、人はそれほど文句は言わん
そのためには幼い時から、人はどんな境遇にあろうと周りに感謝して、前向きに自分で改善、努力することをたたき込むことや
それと、謙虚さと上品さと正直さと礼儀正しさと思いやりと自制力とを、教え込んどくことやな
すると、大人になってもしや金持ちになっても、謙虚なままで自制心を保ち、公益に奉仕することができるようになる

戦前の日本では金持ち達は、みんな大金を寄付するのが習慣やった
学校とか図書館とか水族館とか、公会堂の建設とかにな
孤児院とか福祉施設にもな
皇室が率先して福祉施設の活動に力を入れたり(今もやけど)世の中の恵まれん人たちに支援をしておられた

例えば、1933年、栃木県にあるカトリック神父の主催する結核患者施設には、天皇の推奨金として、(これは国からのようだが)5000円が与えられている
(今の金銭感覚だと 1万倍、5000万円位か?)

1939年頃静岡の聖隷学園(キリスト教系結核療養施設)は、反対運動で閉鎖の危機にあった所、天皇陛下より御下賜金(これは皇室からの寄付金)があり、継続再開できた
岡山孤児院(カトリック系)の場合、1903〜1915年の間に
皇太子(大正天皇)より当時のお金で100円、明治天皇皇后より1万2600円、閑院宮より50円、
韓国太子より100円等寄付となっている

関東大震災の直後には、皇室からは当時のお金で1000万円が(皇室所有の株式を売却され、)罹災国民のために寄付された
又、皇太子(昭和天皇)の結婚式に使うはずだった予算の大部分が、震災の罹災社会事業の奨励金として寄付された
(それにより全焼住宅の各罹災世帯には、12円ずつが、死亡行方不明者には一人あたり16円が配られた)
その他社会事業、司法保護事業、盲唖教育事業に関わる諸団体に向けて、震災後3万9000円を寄付された。

その他皇室や政府からの御下賜金や慈恵救済事業助成金を基金に始められた事業の例として、例えば済生会病院、東京慈恵医大病院等がある

このように、戦前は特に皇室を始めとして幼児から日本国民に道徳教育がなされており、
国民の福祉のために皇族が率先して寄付をなさるので、他の大金持ち達も社会に寄付をする習わしがあった