外国人実習生、3年で69人死亡 6人は自殺 
法務省資料で判明
https://mainichi.jp/articles/20181205/mog/00m/010/002000c
 立憲民主党の長妻昭・政調会長が毎日新聞
ニュースサイト「政治プレミア」に寄稿して
明らかにした。技能実習適正化法などに基づ
き、技能実習を実施していた事業所が報告し
たものを法務省がまとめた。
 実習中の事故で死亡した12人は「フォーク
リフトの運転中に誤って横転し、下敷きと
なった」「貨物と台車に頭を挟まれた」など
作業中の事故が大半をしめる。「水道工事中
に掘削中の溝が崩れ、生き埋めになった日本
人従業員を助けようとして巻き込まれた」
などの事例も報告されている。
 自殺は明記された6人以外にも、「踏切内に
進入し電車にはねられた」「殺虫剤を飲んで
死亡」など自殺の可能性のある事例もあった。殺害された4人のうち2人は同僚の技能実習生
に刺されたものだった。
 技能実習生は全国に約26万人いるとされ、
劣悪な労働環境が問題化している。17年には
7000人以上が失踪した。長妻氏は寄稿で
「死亡事案だけが初めて明らかになったが、
死亡の背景や責任の所在は明らかになって
いない。今回の新制度は技能実習制度を土台
にしている。現状把握が著しく不十分だ」と
指摘している。