攻めにはめっぽう強い立憲民主党の蓮舫参院幹事長にやり込められ、シドロモドロで失言を繰り返した桜田義孝五輪担当相の汗のかき方が波紋を広げている。ハンカチで何度押さえても拭いきれない。メガネをかけるのも難儀するほどの大汗に、自民党内から「あの汗は二日酔いのせいもあるんじゃないか」との声が上がっている。

 桜田大臣の酒好き、酒豪ぶりは永田町では知る人ぞ知るところだという。

「桜田先生は酒好きですよ。しかも強いので、会合は断らない。何軒でも付き合う。いつもニコニコしてうまそうに飲んでいる」(自民中堅議員)

「議員会館でも国会でも、会えば酒のニオイをさせている」(自民ベテラン議員)

 農家に生まれ、大工が振り出しの桜田大臣は当選7回で初入閣。失言癖は有名だ。福島原発事故で発生した放射性廃棄物を「人の住めなくなった福島に置けばいい」と言い放ち、従軍慰安婦を「職業としての売春婦だった」と発言して撤回に追い込まれたこともあった。

就任当初から答弁能力を不安視されていたのが的中し、「オレは大工だから分かんないこともあるよ」と見当違いの弱音を吐いているという。やはり、答弁ストレスを酒で発散させているのか。おぼつかない答弁は二日酔いが原因なのか。桜田事務所の回答はこうだ。

「酒は好きです。ただ、付き合って飲むことはありますが、体調を気遣って晩酌はしていません。(議員)宿舎にもお酒は置いていないんです」と酒浸りを否定。

 大汗については、「暑がりなのでいつも汗をかいています。二日酔いのせいではありません」と説明。「朝から酒臭い」との指摘には、「鼻がいい人がいたんですかね」としながら、「前夜の遅い時間帯まで会合があった時は酒が残ることがあるかもしれませんが、仕事に影響が出るまで飲むことはありません」とキッパリ。「酒量については不明です」とのことだった。

日刊ゲンダイ
2018/11/09 15:00
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